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キツネ火
『ヒギャギャギャァーン ヒギャァーーン …』 昨夜、300mほど先の林で、キツネが啼いた。 いつ聞いても鳥肌がたって緊張する声だ。 ひょっとしたら「キツネ火」が見られるかもしれないと思って、暗闇に目を凝らしてみた。 しか […]
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長野県下の「クマ棚」探し
ここ2週間ほどで、ほぼ長野県全域のクマ棚をさがし歩いてみた。 車には厳寒用の寝袋、ガスコンロにインスタントラーメンと真空パックの餅を積み。 とにかく、県内全域を急ぎ足でチェックして歩いた。 その結果は、長野県下でも北信地 […]
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タヌキ夫婦愛の末に…
雌のタヌキが交通事故で死んでいた。 それを、カラスがついばんでいた。いちばん柔らかい肛門付近からすでに嘴をいれていた。 この現場では、ちょうど1ヶ月前にも同じく雄のタヌキが交通事故で死んでいた。その死体をボクは道路わきの […]
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フキノトウの苦味…
フキノトウを急に食べたくなって、近所の山野にでかけてみた。 今年は、例年より3週間以上も早くからフキノトウが顔を出していた。 春になると、どうしても食べたくなるフキノトウ。 あの苦さをボクの体が要求しているからだ。 フキ […]
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野生動物からみた人間…
ここ10日ばかり、好天に恵まれていた伊那谷をツキノワグマの痕跡を求めて走りまわっていた。 とにかく山岳道路を一日200km以上も軽ジープで走りまわると、疲れてしまって、もうクタクタの毎日だった。 久しぶりに中央アルプス山 […]
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昨秋の「クマ棚」を探す
ここ10日ばかりの好天続きを利用して、昨年のツキノワグマの出没状況を検証する調査をしている。 いわゆる昨秋できた「クマ棚」というやつを、確認しておかなければならなかったからだ。 長野県下はもちろんのこと、静岡県、愛知県、 […]
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『2−3年後にツキノワグマは絶滅する?』 その10
近所の一級河川へ散歩にでかけた。 その河川は、中央アルプスから流れでて天竜川へと注ぐ。 中央アルプスからはこれらの一級河川が、天竜川に向かってあばら骨のように何本かがある。そして、これらの河川のすべてにはツキノワグマがど […]
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住宅難のムササビ
天竜川に沿って走る県道脇に、ムササビの巣があった。 ムササビの巣は、バスケットボールのように見え、それはスズメバチの「巣」と間違えそうだった。 県道は曲がりくねった細い道路なので、運転を誤れば150mほどの絶壁を天竜川に […]
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変化しつづける自然
中央アルプス山麓のボクのフィールドに新雪があった。 このような朝は、生きものたちの足跡が残るから楽しみだ。 そこで驚いたのは、ニホンジカの足跡。 少なくも4頭のニホンジカが新雪のうえを歩いた跡があったからだ。 なにもニホ […]
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ノウサギ復活宣言
やっぱり、ノウサギが復活してきている。 今冬は、雪の上にかなりの足跡を目撃できるからである。 このようなことは、昨年まではなかったことだ。いや、ここ20年間くらい、なかっ たことである。 中央アルプス山麓のこれまでずうっ […]
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『2−3年後にツキノワグマは絶滅する?』 その9
そういえば、イヌワシやクマタカの尾羽は弓矢には欠かせない。 だから、戦国時代から江戸時代にかけては、イヌワシやクマタカを殺さずに確実に捕獲する技術が確立されていた。 弓矢は合戦のときには相手方に打ち放ってしまう消耗品なの […]
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『2−3年後にツキノワグマは絶滅する?』 その8
「猪垣」をつくって獣害に苦しんでいた江戸時代中期ころは、日本の人口は3,200万人ほどだった。平成時代の今日と較べたら、実に四分の1だった。それなのに、耕地面積などは、現在とほとんど変わっていない。山地も、樹種はともかく […]
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