アニマルアイズ・動物の目で環境を見る2・死を食べる
カテゴリー:本と写真集 タグ:
突き詰めて考えれば、人間は「死」を食べているとも言えます。動物の「死」を観察することによって、人類の飽食や命の大切さを考えます。 破壊が進む中、動物カメラマンと一緒に動物の目を通して、もう一度地球環境を見つめ直すシリーズ。2巻は、動物の「死」を観察することで、人類の飽食や命の大切さを考える。
死なない生き物は、いない。小さなウジにも、キツネやタヌキも、それに人間だって、うまれたいのちの数だけ、死はかならずある。死ぬと、その死はだれかに食べられる。死を食べて、ほかの生き物がいのちをつなぐ。 人だって、おんなじだ。ぼくらが毎日食べている魚も、肉も、つきつめて考えれば、動物の死がいなのだから。スーパーマーケットでは、きれいにカットされ、パックされているから、気が付かないことが多い。けれど、ぼくらも、死を食べているんだ。死は食べられることで、ほかの生きものの、いのちにかかわっているんだ。(本文より抜粋)
- 定価:1260円
- 対象年齢:小学中級から
- 22.4cm×22.4cm/35ページ
- ISBN-13: 978-4035262206
- 初版:2002年2月
- 著作:宮崎学 写真・文
- 出版社:偕成社