森の写真動物記5 クマのすむ山
カテゴリー:本と写真集 タグ:
マスコミや口づてで広がる風評や保護論を鵜呑みにすることの危険性を、この本は厳しく問いかけている。物言わぬ自然界、その報道写真家としての、これは大きな挑発作品であるといえよう。
本州や四国の山にすむ、ツキノワグマ。彼らがどれぐらいの数いて、どのようなくらしをしているのかは、じつはよくわかっていません。数がへっているともいわれていますが、反対に里に出てきて人に出会うこともふえています。これはいったいどういうことなのでしょうか。そこで、中央アルプスの遊歩道に、無人で撮影できるデジタル・ロボットカメラをおいて、ツキノワグマの姿をとらえ、その行動を追いました。足あとやふん、「クマ棚」などの写真とともに、知られざるツキノワグマのくらしをじっくりと見ていきます。小学中級から。
- 定価:2100円
- 対象年齢:小学中級から
- 29cm / 39p
- ISBN : 978-4-03-526840-6
- 初版:2007年10月 発行
- 著作:宮崎学 写真・文
- 出版社:偕成社