アニマルアイズ・動物の目で環境を見る3・明るい夜
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便利な生活が夜を明るくします。そんな夜を生きる動物たちの姿を通して光害問題を考えます。
この数十年の間に、人間は夜をつくりかえてきた。家の中を明るく、道路を明るく、街全体を明るく。そして、人のくらしのすぐ近くにいる動物たちのすみ場所まで、明るくしてきた。昔は、夜になれば闇につつまれていたところでも、いまでは、光がある。その光は動物たちにも、かならず届いている。とどいてきた光をうまく利用するものもいれば、光をきらっていなくなるものもいる。人間が自分たちのためにつくった光が、気づかないうちに動物たちの夜を、少しずつ変えてきているのだ。 (本文より抜粋)
- 定価:1890円
- 対象年齢:小学中級から
- 22.4cm×22.2cm/35ページ
- ISBN-13: 978-4035262305
- 初版:2002年3月
- 著作:宮崎学 写真・文
- 出版社:偕成社