写真家 宮崎学 gaku塾

ブログ

2009/09/04

ツキノワグマの棲息頭数を知りたい…

ツキノワグマの「股間盗撮カメラ」は、順調に作動している。 クマの股間を見ることで、雌雄の区別が完璧につくから、これは個体数把握には絶対に必要なことだからである。 ツキノワグマは希少種で絶滅寸前なくらい数が減っているという […]

2009/07/24

熊の野イチゴ食事作法

野イチゴの季節がやってきた。 モミジイチゴにクマイチゴ。 これらは、僕らが食べても美味しい野生の恵み。 山野のいたるところに、これらのイチゴはあるのだが、はたしてツキノワグマはどれだけ食べているのか長年の謎でもあった。 […]

2009/07/16

ツキノワグマは学習を重ね行動を変えていく

ツキノワグマの行動把握を目的に設置してある無人撮影カメラは、いまのところいちばん長いもので3年間である。 これだけの時間を設置してみると、いろいろな発見もある。 そのひとつに、熊たちの学習能力の発見だ。 いくら無人撮影カ […]

2009/07/08

雨天決行のクマ穴探し

中央アルプス山系にツキノワグマの巣穴があり、それを知っているという老人がいた。 30年前のことだが、案内してくださることになった。 老人は冬眠中の熊を確かに目撃しており、その後その山はパルプ用材に皆伐されたという。 しか […]

2009/06/30

小熊の死体はいらんかねぇー?

今朝の9時半ころだった。 親友のイトちゃんから、「小熊の死体があるけれど、要るかい?」と電話があった。 南アルプスの林道へ工事に出かけたら、死体があったという。 「まだ、臭わないから、死んで一日も経ってないぞぅー」 「じ […]

2009/06/24

とうとうやってきた熊のカイセンダニ

この写真は、つい先日の6月12日23時51分に撮影したメスのツキノワグマのお尻。 その尻の毛が、どうもおかしい。 写真を拡大してみると、どうやらカイセンダニに侵されているみたいだ。 カイセン独特の毛の抜け方、瘡蓋のできぐ […]

2009/06/04

ツキノワグマの股間盗撮カメラ完成

ツキノワグマの雌雄を知るには、どうしても股間を調べる必要がある。 無人自動撮影を繰り返していると、ツキノワグマの姿を写すことはできても、それがオスなのかメスなのかが分からない。 なんとか、雌雄が分かれば、情報もずっと幅が […]

2009/05/15

「オオタカ保護」と「ツキノワグマ保護」の共通性心理状態…

長野県は、県民に「森林税」を導入して森林整備をはじめている。 一人500円の特別税だが、ボクは法人だから2万円も払った。 これらの税金で雇用対策も進め、いま、猛烈な勢いで山林の整備がすすんでいる。 整備といっても、ほとん […]

2009/05/04

無人撮影自動カメラは熊の動きを見ている

今年も、ツキノワグマが活動をはじめた。 ボクのカメラには、4月20日にまず親子連れが撮影された。 その4日後には、大きな雄が記録された。 この無人撮影カメラは、もう、3年間同じ場所を一日も休まず監視している。 雨の日も、 […]

2009/04/27

ツキノワグマの個体密度を調べる「熊の駅」構想

ツキノワグマは、一体全体何頭生息しているのか? やはりボクは、そういうところに興味がある。 研究者でもクマ専門家でもないけれども、これは自然界の報道写真家としての自然に対するボク自身のこだわりでもあるからだ。 そこで、自 […]

2009/04/17

九州のツキノワグマは絶滅したのか…?

昨年の夏だった。 北陸地方で講演があった際に、愛護団体に所属する聴講者から唐突な質問を受けた。 「九州での熊の絶滅を貴方はどう思いますか?」 「そんなの地元の人がきちんと見届ければいいことではないでしょうか」 ボクは、そ […]

2009/03/23

くくり罠は手負い熊を増産する

昨年、ツキノワグマが2日続けて「くくり罠」にかかった現場を見てきた。 猟師は、イノシシを捕まえるためにくくり罠を仕掛けたのだ。 もちろん、イノシシ道に仕掛けたのだった。 しかし、そこには、ツキノワグマがかかってしまった。 […]

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