写真家 宮崎学 gaku塾

ブログ

2005/11/08

立冬

中央アルプスの林に、マツブサの実が落ちていた。 こうして、房ごと落ちるようになると、木枯らしがまもなくやってくる。 美味しそうな実を拾って口に含むと、甘酸っぱいヤマブドウとは別の味。 噛みすすめると、こんどは松脂のような […]

2005/10/31

クリタケ

昨年クリタケの撮影をした場所に行ってみたら、もう先客が荒してしまったあとだった。 クリタケの成長記録を残そうと、撮影した後もそのままにしておいたので見つかってしまったのだ。 先客はそれを覚えていたから、今年も時期がきたの […]

2005/10/30

命びろいのダケカンバ

久しぶりの雨模様。 近所にある高原牧場は霧に煙っていた。 40年ほどまえに山野を切り開いてつくられた牧場だが、牛の放牧はたったの数頭。 往時に比べたら100分の1にも満たない数。 他の仲間は牧草地のためにみんな切られてし […]

2005/10/21

臭いクサイ

この道路のガードレール際に車をとめて、近所のフィールドへ入る日課が続いている。 ここへ車をもってきただけで、最近はウンコのような臭いがする。 その正体は、このナギナタコウジュ。 シソ科の植物らしいが、とにかく臭い。 たし […]

2005/10/19

ヌメリスギタケモドキ

いつも渓流釣りをしている沢のヤナギの木に、美味しそうなキノコを発見。 ヌメリスギタケモドキだが、ナメコの仲間だから汁物に合うらしい。 だが、写真だけ撮影してから先ほど採りにいったら、もうなくなっていた。 今年はキノコが不 […]

2005/10/18

ヤマボウシの実

中央アルプスの山中で、ヤマボウシの実をみつけた。 ふと見上げると、真っ赤に色づいた実がどっさり。 それを見て、思わずニンマリとしてしまった。 ヤマボウシの実は、アボカドをちょっと甘くしたような味がする。 固い種がたくさん […]

2005/10/16

ハナイグチ

中央アルプスの森林風景を撮影するために、早起きしてポイントへ。 今朝がたの雨上がりに、風景の躍動を期待したが、ずっと霧。 天候待ちに6時間も要してしまったので、そのあいだに仕方なくキノコ採り。 ハナイグチがどっさり採れた […]

2005/10/15

山からのサイン

赤く点在する葉っぱは、ヤマブドウの紅葉。 この紅葉の裏には、サルナシやマツブサの蔓植物もおびただしく繁茂している。 ここは、40年前に偕伐をした山がそのまま手入れされていない状態の中央アルプス前衛。 こういう山を見て、林 […]

2005/10/14

カラカサタケ

近所にある森林公園の道路脇に、カラカサタケが1本にょっきりと。 あまりにも目立つ場所だったが、毒キノコのテングタケにそっくりなので誰も取っては行かないだろうと思っていた。 午後2時ころ撮影したあと、夕方も撮影しようと現場 […]

2005/10/09

森の小悪魔

ベニテングタケは、毒キノコで有名。 しかし、その姿は美しい。 山歩きをずいぶんしているが、ベニテングタケに出会う機会は少なかった。 今回は5本の仲間に偶然会ったが、ピントを合わすのがやっとの暗い森でモデルになってもらった […]

2005/10/04

栃の実

たくさんの実をならす大きな栃の木が、あった。 舗装された林道におびただしい毬を落としていたから、実を拾おうとしたがまったくみつからず。 どうやら、栃の実は、森の生きものたちが拾ってしまったようだ。 過疎地の林道だけに夜間 […]

2005/10/03

フジアザミ

南アルプスの山懐に通じる林道。 その崩落斜面にコンクリートが吹きつけられていたが、フジアザミが生命力たくましくコンクリートを壊していた。 そのトゲだらけの葉や茎を、これまたニホンジカがよく食べてもいた。 富士山に多いから […]

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